位相幾何学的グラフ理論研究拠点

位相幾何学的グラフ理論に関する総合的研究
物と物のつながりを表現する数学的モデルとして、いわゆる「グラフ」があり、それらの組合せ構造を記述する数学として「グラフ理論」がある。このような数学は、コンピューター・サイエンスの基礎となり、昨今では数学や情報科学の理論的側面を支える分野として認知度を高めてきている。特に、閉曲面に辺の交差なく描かれたグラフの組合せ構造や幾何学的構造を考察する「位相幾何学的グラフ理論」は、データ構造への応用もあり、また近年のグラフ理論研究を牽引するグラフ・マイナー理論との密接な関係もあり、重要な研究分野として認識されている。本研究拠点では、本学を中心とした位相幾何学的グラフ理論の研究によって、上のような諸分野への波及と当該分野全体の発展を目指す。