アジア経済社会統計研究拠点

アジア経済社会研究のためのデータベース構築と実証的・政策的研究への応用
本研究は、アジアの経済社会問題を研究するための独自のデータベースを構築し、国内外の研究者と連携して、独自データベースに基づく国際共同研究を推進するための研究拠点機能を果たすことを目的としている。
日本を中心とするアジア域内諸国の持続的な経済発展のためには、域内諸国間の経済連携と統合の推進が不可欠である。また、経済発展と社会保障は一体の関係にあり、持続的な社会保障制度の構築と生活の安全網(セーフティネット)の整備がなければ持続的な経済成長は達成できない。
本研究拠点が構築・公開するデータは、アジア域内経済の成長と経済連間、産業レベルの国際競争力、アジア社会統計(社会的ケア、労働福祉)に関する次の3つの独自データベースである。
1. アジア国際産業連関データベース(Real YNU-Global Input-Output (Real YNU-GIO) Table)
2. 産業別実質実効為替レート
3. アジア社会統計データベース(東アジアにおける介護・育児・家族政策データベース)
これらのデータベースは国際的に例のない本学独自のデータベースであり、毎年のデータ更新によってデータ公開を継続することによってアジア研究の基盤形成と発展に貢献する。さらに、同データベースを利用した国際共同研究を推進し、国内外の大学・研究機関の研究者との国際的な研究連携とネットワークの構築を促進する。