「人間と生物圏」共生を基軸としたESD 研究拠点

里山における「人間と生物圏」の共生に関する分野横断的ESDプログラムの開発
本拠点では、「人間と生物圏(MAB)」の共生を目指し,生物多様性の保全に向けた人々の行動変容を推し進めることを上位目標に掲げている。生物多様性条約締約国会議(COP15)では、2050年ビジョン「自然と共生する世界」達成のため、2030年までに生物多様性の損失を止め、回復軌道へ載せる緊急の行動をとることをミッションと定めている。生物多様性の保全に向けた人々の行動変容は世界的な喫緊の課題であるが、科学的根拠に基づいた呼びかけが必ずしも人々に行動変容をもたらすわけではないという現実もある。そのため,本研究では行動変容の阻害要因について明らかにするとともに、実際に行動変容を引き起こすような分野横断的ESDプログラムを開発し、実践と研究により実証的に社会全体を変えていくことを目的とする。