21世紀のコミュニティ・ハブ研究拠点
都市のコモンズとしての、コミュニティ・ハブの研究
人口減少社会においては、行政が作る公共施設だけでなく、住民が自治的に立ち上げるローカルな場所がコミュニティ・ハブとしての重要な役割を果たす必要がある。それらの場は、小規模でありながらも福祉や教育、文化、日常の困り事の解決など複数の機能を併せ持つだろう。また、障害の有無や国籍、家庭環境の違いに関わらず誰もが訪れられるインクルーシブな場であることも必要である。日本国内およびインクルーシブな場の作り方の先進事例を多数有するイタリアを中心に、世界中のコミュニティ・ハブの事例を対象に、空間的、プログラム的、活動的視点から読み解き、実践的視点でその可能性を広げていくことを研究目的とする。